日本と違う台湾のバイク事情

先日のゴールデンウィークに筆者が台湾の台北に旅行に行ってきました。
目的はバイクではなかったのですが、アジア圏のバイク事情がどんな風なのか興味があり簡単にまとめてみました。
そんな、日本とは少し異なる台湾のバイク事情をご紹介したいと思います!
目次:
- 生活の足としてのバイク(原付)
- 警察も例にもれず原付
- 意外と日本製のバイクが少ない
- 電動バイクが幅を利かせている
- 普通~大型バイクに乗っている人は少数
- (番外編)台湾人の人はみんな優しいから台湾に行くべき
生活の足としてのバイク(原付)
台湾では車の倍近くのバイク(原付)が走っています。
比較的若い人がバイクに乗っている印象でした。
恋人と二人乗りで街の屋台などに出かけて夜ご飯を食べる人や、家族で4人乗りして原付で走行している人など、バイクを生活の一部として使用されている方が多く、バイクが生活の中心にあることが目に見えて伝わってきました。
警察も例にもれず原付
台湾の警察も日本や欧米のように大排気量のバイクに乗ってパトロールするかと思いきや、私が見た範囲ではすべての警察官の方が原付でパトロールしていました。

どう見てもスピード違反は絶対に捕まえられそうにありません。
基本的にはパトロールや事件現場への足として用いる用途として使用されているのではないでしょうか。
意外と日本製のバイクが少ない
アジアは日本バイクメーカにとっても大きな市場となりますが、意外とそこまで日本製のバイクであふれている。ということはありませんでした。
よく見かけたのは台湾製のKYMCOと後述する電動バイクのgogoroです。

日本製のバイクは3分の1程度でしょうか。
おそらく日本製のバイクよりも安価に購入ができるので、生活の足としては安いものを購入するようになるのかと考えています。
逆に趣味の領域である250cc以上のバイクであると途端に日本製や欧米のバイクが目立ってきます。
小排気量ではR25やNinja250などが目立った印象です。大排気量ではハーレーダビッドソンやBMWなどのバイクも増え、趣味要素が強くなると外国(日本・欧米)のメーカーが目立ちました。
電動バイクが幅を利かせている

電動バイクが流行っていたのは中国だけかと勝手に偏見を持っていましたが、台湾でも電動バイクが市民権を得ているように見えました。
いたるところで電動バイクが走っており、原付クラスのバイクでは全体の20-30%が電動バイクで構成されている感じでした。
先ほど出てきたgogoroは皆さんご存知ですか?
電動バイクを専門に製造販売している台湾のメーカーなのですが、バイクがおしゃれなんです。

wikipediaの情報ですが簡単に紹介します。
睿能創意股份有限公司(英語: Gogoro Inc.),略称として睿能創意またはGogoroは電動バイクの開発と販売及び電池交換施設を主業務とする 台湾 の ベンチャー 企業 。…
https://ja.wikipedia.org/wiki/Gogoro
このバイクの面白いところは、バッテリがーが脱着式で充電による待ち時間が発生しないという点です。
通常の電気自動車等は急速充電でおよそ30分から1時間の時間を要しますが、このバイクであればバッテリーを抜き取って新しいものに交換するのみ。
ガソリンを入れるのと同じスピードで、バッテリーをフルにすることができます。

日本では沖縄県の石垣島で営業を開始するニュースもあり、近々日本全国にも普及しだすかもしれないバイクです。
ハーレーダビッドソンも電動バイクを開発していたり、国内4メーカー(Kawasaki、HONDA、YAMAHA、SUZUKI)は電動バイクの部品を共通化するなどして実用的なバイクをこぞって開発しています。
これからの時代は電動バイクが主流になってくるかもしれません。
普通~大型バイクに乗っている人は少数
ここは日本と共通でしょうか。
排気量が大きくなってくると実用という面から、趣味性の強いものへとシフトしていくためですね。
ですが峠道のある、山に行くと大型バイクに乗ったバイカーの方が多く走っていて、それを捕まえようとするネズミ捕りの警察もいたのでその点も日本と全く同じです。
前述したKYMCO、gogoroも趣味性の強いバイクではなく、実用的なバイクがメインとなっています。
趣味性の強い大型バイクでは数がはけずに採算が合わないのでしょうか。
(番外編)台湾人の人はみんな優しいから台湾に行くべき
バイクと全く関係ないのですが、台湾人の方は本当にやさしいです。
日本語を話せる方も多く、道案内などにも日本語が多いので、ぜひ一度台湾に訪れてみてはいかがでしょうか!